平成ライダーの始祖として名高い仮面ライダークウガ。その魅力の一つは、状況に応じて様々な能力を発揮する多彩な変身フォームです。本記事では、クウガの全ての変身フォームについて、詳細な特徴と能力を解説します。本編にはない映画のフォームも紹介しています。
仮面ライダークウガ 変身フォーム
グローイングフォーム
「変わった!」
五代雄介(主人公)が初めてクウガに変身した不完全形態。戦士としての心構えが不十分だったことから最初の変身はこの形態になってしまった。全フォームの中で一番弱いフォーム。必殺技使っても一撃では倒せない。
モチーフは明言されていないがおそらくカブトムシの幼虫。
初登場回:『EPISODE 1 復活 』。
この存在は放送前は伏せられており、番組本編第1話が初公開となっている。
仮面ライダークウガ マイティフォーム
<邪悪なるもの あらば 希望の 霊石を 身につけ 炎の ごとく 邪悪を 打ち倒す 戦士あり>
赤いボディと頭部の長いツノが特徴的なスタンダードフォームです。主人公の決意が固まったことで変身できる完成(基本)形態です。バランス型で肉弾攻撃を主に戦います。他のフォームとは違い武器を持たず、素手で戦います。通称・未確認生命体第4号,赤のクウガ。
初登場回:『EPISODE 2 変身 』。
仮面ライダークウガ ドラゴンフォーム
<邪悪なるもの あらば その技を 無に 帰し 流水の ごとく 邪悪を なぎ払う 戦士あり>
「もっと高く飛びたい」と思った主人公が変身した姿。青いボディが特徴でスピードとジャンプ力が向上!敵にパンチやキックをしてもびくともしないパワー不足なのでそれを補うのに固有武器「ドラゴンロッド」。突き攻撃を使って敵を倒します。
初登場回:『EPISODE 5 距離 』。
仮面ライダークウガ ペガサスフォーム
<邪悪なるもの あらば その姿を 彼方より 知りて 疾風の ごとく 邪悪を 射ぬく 戦士あり>
感覚に特化した姿。緑色のボディが特徴で視覚と聴覚が鋭くなります。その反面いろんな音を取り込みやすくなるので心身への負担がかかってしまうため遠距離攻撃が得意となります。ですが、50秒が経過すると強制的にグローイングフォームに戻ります。総じてハイリスクハイリターンな形態です。通称・緑のクウガ(4号)。
初登場回:『EPISODE 7 傷心 』。
仮面ライダークウガ タイタンフォーム
「邪悪なるものあらば鋼の鎧を身に付け、地割れの如く邪悪を切り裂く戦士あり」
大地を司る力を持った攻撃力と防御力に特化したクウガ。紫の縁取りで銀色の鎧が特徴で防御力とパワーが高いですがジャンプ力やスピードが落ちます。固有武器は「タイタンソード」。この武器を使って肉弾戦を繰り広げ戦います。
初登場回:『EPISODE 24 強化 』。
仮面ライダークウガ 強化フォーム
ライジングフォームとは?
ライジングフォーム(金の力)。仮面ライダークウガの強化フォームです。本来のクウガの力には無かったはずの五代雄介(主人公)だけが偶然手に入れた力である。通称「ミレニアム特別バージョン」。
本来のクウガは4色+不完全な白が基本だが、メ集団に所属するキノコ種の怪人(未確認生命体第26号A)との対決の際に毒攻撃を受けて弱体化した主人公が、電気ショック治療を受けた際に手に入れた能力です。
全体的に金色の装飾が増え、各フォームの武器も金色の追加パーツにより大型化され、威力や連射性が強化されている。ライジングタイタンのみ銀に紫の装飾だったが、紫中心に金の装飾に変化している。
仮面ライダークウガ ライジングマイティ
<炎の 技よ 雷の 力を 加えて 邪悪を 鎮めよ>
物語後半により登場する強化形態通称・赤の金のクウガです。マイティフォームの強化版です。身体強化がされキック力や戦闘能力が向上されています。キック力を活かして必殺技を繰り返すため他の強化フォームより威力が強力です。そのため街中の戦闘はできません。
初登場回:『EPISODE 30 運命 』。
仮面ライダークウガ ライジングドラゴン
通称・青の金のクウガです。ライジングフォームの強化版です。ドラゴンフォームの強みであった、ジャンプ力と瞬発力がさらに強化されており、前者に至っては強化前の2倍近く、マイティフォームからすれば3倍以上の数値を叩き出す。活動時間は30秒。武器はライジングドラゴンロッド。薙刀状に切りつけたり、槍のように突き刺したりできます。
初登場回:『EPISODE 28 解明 』。
仮面ライダークウガ ライジングペガサス
通称・緑の金のクウガです。ペガサスフォームの強化版です。視覚や聴覚を始めとする各種感覚機能、そして肩の力がさらに強化されたことで、より遠くの敵をより正確に射抜くことが可能となり、武器もそれに合わせて、金色の鋭い形状の銃身を備えた「ライジングペガサスボウガン」へとパワーアップ。活動時間は30秒。
初登場回:『EPISODE 25 彷徨 』。
仮面ライダークウガ ライジングタイタン
通称・紫の金のクウガです。タイタンフォームの強化版で専用武器は「ソード」が「ライジングタイタンソード」に強化されました。強化前と比べて全身の筋肉、そして生体装甲の強度が大幅に増しており、ゴ集団のカメ種の怪人の鉄球攻撃を苦も無く跳ね返すなど、高い耐久性を発揮する。リーチも切れ味も増している。
初登場回:『EPISODE 24 強化 』。
仮面ライダークウガ アメイジングマイティ
「黒くなった……」
仮面ライダークウガの強化形態の一つで通称・黒の金のクウガです。ライジングフォームの強化版。マイティフォームよりもさらに高いパワー、スピード、バランスを持っています。戦闘スタイルについては定かではないがマイティフォームと同様に素手で戦うのではないか…と思っております。武器であるマイティソードに金色の刃が追加され、威力が増しています。
初登場回:『EPISODE 46 不屈 』。
仮面ライダークウガ 究極形態
仮面ライダークウガ アルティメットフォーム
「じゃあ、見てて下さい。俺の変身」
クウガの持つ5つのフォームの力をすべて兼ね備えた、最終フォーム・最強のフォームです。「凄まじき戦士」と呼ばれています。圧倒的なパワーとスピードは、怪人にも匹敵します。また、アークルの光を纏うことで、傷を自力で治癒することも可能です。ダグバ(ボス)とは対極の存在であり、能力などは全くの互角。
初登場回:『EPISODE 48 空我 』。
仮面ライダー劇場版
仮面ライダークウガ ライジングアルティメットフォーム
「最も邪悪なライダー」本編に登場したキャラではなく劇場版に登場した新フォーム。変身者は五代雄介ではなく小野寺ユウスケ。地の石の力を与えたことで誕生した。アルティメットフォームはすらりとしているがこのフォームアルティメットフォームはすらりとしているがこのフォームはゼグバに似た豪壮な装甲を持ち、特に上半身の装飾や枝分かれした角は酷似している。設定上はアルティメットフォームを上回る能力を持つ。
初登場回:『劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対ショッカー』。
仮面ライダークウガ アルティメットフォーム(霊石アマダムからの警告)
<聖なる 泉 涸れ果てし 時 凄まじき 戦士 雷の 如く いで 太陽は 闇に 葬られん>
アークル内部の霊石アマダムが主人公(五代雄介)に見せた幻影です。憎しみや怒りに飲み込まれたまま凄まじき戦士(アルティメットフォーム)になれば「究極の闇をもたらす者」と同じ存在と化す、という危険性を伝えるための警告。
初登場回:『EPISODE 35 愛憎 』。※ゴ・ジャラジ・ダ撃破時の爆炎の中で見た幻影。
霊石アマダムとは?
霊石アマダムは、仮面ライダークウガの変身ベルト「アークル」に収められた、戦士クウガの力の源というべき霊石。装着者の肉体を作りかえ戦闘に適した形態へ変化させる・強力な回復力を与えるなど人智を超えた効果を発揮する。
しかし装着者の体内には神経状の組織が全身に張り巡らされていくにつれ、進行すればグロンギ(怪人)とほぼ同じ神経構造となる。強力な回復も自然の摂理に逆らって行われるため装着者には痛みと負荷が伴う。装着者を完全な殺戮兵器に変える可能性がある点では、非常に危険な物質と言える。アマダム本体も自己修復能力を持つ。
まとめ
仮面ライダークウガの変身フォームは、それぞれに特徴があり、個性豊かで魅力的なものばかりで戦闘スタイルも異なります。五代雄介は、状況に応じて最適なフォームを選んで戦い、怪人との戦いに挑みました。本記事を参考に、あなたも好きなフォームを見つけて、クウガの世界を存分に楽しんでください!