2009年9月~2010年8月にかけて放送された特撮テレビドラマ「仮面ライダーW」。風都市を舞台に、私立探偵・左翔太郎と記憶喪失の青年・フィリップが、ガイアメモリと呼ばれる特殊なメモリで変身するドーパントと呼ばれる怪人と戦う物語です。探偵ミステリー要素や軽快なコンビの掛け合い、スタイリッシュなアクションが特徴の作品であり、後に続編やスピンオフ作品も展開されるなど、シリーズ屈指の人気を誇る。
主題歌
「W-B-X 〜W-Boiled Extreme〜」歌:上木彩矢 w TAKUYA
3つの作品の特徴
ハードボイルドな世界観と個性的なキャラクターが魅力!
本作は、当時の仮面ライダーシリーズとしては珍しいハードボイルドな世界観で描かれており、探偵事務所を舞台としたストーリー展開も特徴です。また、二人が一人になる仮面ライダーWや、メモリによって様々な形態に変身するなど、個性的なキャラクターや設定も魅力です。
多彩なフォームチェンジで敵に立ち向かう!
翔太郎とフィリップが異なるメモリを装着することで、仮面ライダーWは様々なフォームに変身。それぞれのフォームが持つ特殊能力を使い分け、強敵に挑んでいく。
風都の謎に迫り、真実を解き明かす
物語が進むにつれて、風都に隠された謎や、フィリップの過去が徐々に明らかに。2人は様々な困難に立ち向かいながら、真実へと近づいていく。
評価
ストーリーの完成度が高い
探偵ドラマの要素を取り入れた二人で一人の仮面ライダーという設定が新鮮で、事件を解決しながら物語が進行する構成が秀逸。特に後半の展開は伏線回収が見事で、視聴者の満足度が高いです。
キャラクターの魅力
・左翔太郎(桐山漣):ハードボイルドに憧れるが、どこか甘さのある探偵。
・フィリップ(菅田将暉):膨大な知識を持つが人間らしさを学んでいく青年。
・敵キャラ(園咲家)の存在感も強く、魅力的な悪役がストーリーを盛り上げています。
菅田将暉の出世作
今や日本を代表する俳優・菅田将暉のデビュー作であり、彼の演技力が評価されるきっかけになった作品としても有名です。
デザイン・アクションがカッコいい
・二人で変身する「ジョーカー!サイクロン!」「ジョーカー!メタル!」といったガジェット要素が斬新。
・アクションの見せ方が工夫されていて、バイク戦闘も充実。
関連作品も人気
・続編のVシネマ『仮面ライダーW RETURNS』も評価が高い。
・2022年には正統続編アニメ『風都探偵』が制作され、Wの人気の高さがうかがえる。
まとめ
『仮面ライダーW』は、探偵ドラマと特撮アクションが融合した独自の世界観と、「2人で1人の仮面ライダー」という斬新な設定が特徴の作品です。個性的なキャラクターや重厚なストーリー、そして菅田将暉の出世作としても注目されました。現在も根強い人気を誇り、『風都探偵』として続編も展開されています。