仮面ライダー剣(ブレイド)』は、2004年に放送された平成仮面ライダーシリーズ第5作目。昆虫をモチーフにしたライダーたち、アンデッドと呼ばれる不死の存在と戦う物語が展開されます。ノーマルフォームから、圧倒的な強さを誇るキングフォームまで、各フォームの能力や必殺技、特徴を詳しく解説します。
仮面ライダーブレイド
初登場回:第1話『紫紺の戦士』。
「turn up」
仮面ライダーブレイドの主役、人類基盤史研究所、通称「BOARD(ボード)」が開発したライダーシステムの第2号にあたり、♠(スペード)のラウズカードを持つ仮面ライダー。
外観は西洋騎士ボディでヘラクレスオオカブトに似ている。歴代で初めて青の主役ライダー。専用武器ブレイラウザーを使った剣戟を得意とし♠6「THUNDER」から得られる雷のエネルギーを主軸にして戦う。ギャレンと比べるとパワーで優り機動力で劣る。
スーツアクターの高岩成二は主人公が職業として仮面ライダーをやっているというキャラクター設定を考慮し、剣士として訓練されたことが窺えるような正統派の殺陣アクションを追求したとか。
仮面ライダーブレイド ジャックフォーム
初登場回:第26話『俺を動かす力』。
「absorb queen fusion Jack」
仮面ライダーブレイドの強化形態。上級アンデッドのとの戦いの最中に初めてフォームチェンジを果たした。ラウズカード覚醒機かつ、ブレイラウザー強化型へと変化。通常時の1.5倍の硬度と切れ味を誇る。また、背中の翼を広げ時速300㎞で飛行可能になる。攻撃力に加えて機動力も大幅に向上。宙を舞い、敵を翻弄しながら斬りつけるなど、空間を活かした戦いが可能となる。
仮面ライダーブレイド キングフォーム
初登場回:第34話『カテゴリーK』。
「absorb queen evolution king」
仮面ライダーブレイド主人公(剣崎一真)の最終形態です。ブレイドが「スペードのK」のラウズカードを使用し、「エボリューション(進化)」の力を解放することで変身可能になります。封印したアンデッドの力を自身に取り込むことで強化されるため、13体の「カテゴリーA(アンシェント)」以外のスペードスートのアンデッドを融合し、超強化した形態です。
しかし、この形態の使用は剣崎の体に大きな負担を与え、さらにアンデッドに近づく危険性があるため、変身を続けることで「人間を超えてしまう」リスクがあるというデメリットもあります。
仮面ライダーカリス
初登場回:第2話『謎のライダー』。
「change」
カリスは、ジョーカーの力を抑えながら人間の姿で活動するために変身する仮面ライダーです。通常はハートスートのラウズカードを使用して戦い、特にカリスアローを武器とします。強化フォームなしでも高い戦闘力を誇ります。
ほかの仮面ライダーたちのような人類基盤史研究所、通称「BOARD(ボード)」が開発したライダーシステムではない。最強の殺し屋”とまで呼ばれた伝説のアンデッドである。
仮面ライダー ワイルドカリス
初登場回:第37話『新たな運命へ』。
「evolution」
この形態は、カリスがジョーカーの力をより解放した状態で、ワイルドな戦闘スタイルを得ることができます。通常のカリスよりも攻撃的で、接近戦を得意とします。
特徴は鎧が増強され、より獣的なフォルムになります。攻撃力・防御力ともに向上、クローのような武器を使い、飛行能力を持っています。
仮面ライダーギャレン
初登場回:第1話『紫紺の戦士』。
「turn up」
橘さんの基本形態。スペードA「チェンジビートル」のカードで変身。全身が赤い装甲に覆われており、昆虫のカブトムシをモチーフにしたデザイン。メイン武器は「ギャレンラウザー」(銃型のラウズアブゾーバー)。。
また変身者の恐怖心が募ると能力が低下するというシステムの弊害があり、橘はその影響で自身の身体がボロボロになるという破壊のイメージを抱き、実力を発揮できずにいたこともある。
仮面ライダーギャレン ジャックフォーム
初登場回:第30話『失われた記憶』。
「absorb queen fusion Jack」
ギャレンの強化形態。「スペードJ(フロートドラゴンフライ)」を使用して強化変身。胸部や肩に追加装甲が付き、全身が金色を帯びる。飛行能力を得るとともに、パワーと防御力も大幅に向上。ギャレンラウザーに「バーニングディバイド(炎の弾丸攻撃)」の能力が追加。
ちなみに、TVシリーズではカテゴリーK (ギラファアンデッド)を封印したのが最終回手前であったのに戦闘でギャレンバックルも損壊し変身不能に陥ったため、作中でギャレンがキングフォームに変身することはなかった。
仮面ライダーレンゲル
初登場回:第16話『レンゲルの力』。
「open up」
ラウズカードのスートはクラブを使って変身する。メイン変身者は上城睦月。他に桐生豪が変身したことがある。事故ではあるが剣崎一真も一瞬だけ変身しかけたことがある。
戦闘スタイルはワイルドかつパワフルで、技の威力は高いものの、序盤はスパイダーアンデッドの影響で暴走しやすい状態でした。ライダーシステムの中では一番の新型であり、パンチ、キック、走力は通常フォームのブレイドとギャレンを上回る。聴力に至ってはブレイドのキングフォームと同等である。
まとめ
それぞれの変身フォームは独自の能力と特性を持っており、状況に応じて使い分けられます。これが仮面ライダーブレイドの魅力の一つです。詳しいエピソードや戦闘シーンはぜひ本編でご覧ください。他に知りたいことがあれば、何でもお聞きください!