前編では、仮面ライダービルドのベストマッチフォームの一部を見てきました。後編では、残りのベストマッチフォームを詳しく見ていきます。これらのフォームは、ビルドが戦闘における戦略と戦闘スタイルをどのように変えるかを示しています。
仮面ライダービルド ベストマッチフォーム‐後編‐
フェニックスロボフォーム
「不死身の兵器!フェニックスロボ!」
主人公(桐生戦兎)がビルドドライバーにフェニックス、ロボットフルボトルを使って変身した姿。破壊と再生の能力を備えたベストマッチフォームである。左腕にはあらゆるものを破壊し尽くすパワーアームを装備。右腕には燃焼攻撃ユニットから放たれた炎は破壊された物体を再生する効力がある。
モチーフ共通は「寿命こそ存在するが、新しい体を得る事で蘇る物」。
初登場回:第18話『黄金のソルジャー』。
スマホウルフフォーム
「繋がる一匹狼!スマホウルフ!」
主人公がビルドドライバーにウルフ、スマホフルボトルを使って変身した姿。右腕の爪は伸縮自在なカギヅメに格闘攻撃を組み合わせることで絶大な威力を発揮する。防御用に高強度の盾を装備している。ネット上でビルドを応援するユーザーが多いほど装甲強度が増す。
モチーフ共通は「集団でネットワークを構成する物、または真価を発揮するもの」。
初登場回:第18話『黄金のソルジャー』。
ローズコプターフォーム
「情熱の扇風機!ローズコプター!」
主人公がビルドドライバーに薔薇、ヘリコプターフルボトルを使って変身した姿。装甲は戦闘を自動補正する機能があり、その動きは華麗で敵すら魅了する。腕には黒い茨これがムチとして活用され鋭く尖ったトゲを連射する事もできる。背面には高速回転によって揚力を生み出して飛行する他、取り外して近接武器としても利用できる。
モチーフ共通は不明。だがこの組み合わせには「茨の道をヘリコプターで乗り越える」という意味合いがある。
初登場回:第21話『ハザードは止まらない』。
トラユーフォーフォーム
「未確認ジャングルハンター!トラユーフォー!」
主人公がビルドドライバーにトラ、UFOフルボトルを使って変身した姿。トラの俊敏さと、UFOを作り出してその上に乗ることで行う変幻自在な動きを組み合わせて相手を翻弄する。右手のグローブには鋭利な詰めが装着しており、周囲の敵を切り裂く。左肩から電波を発してUFOを呼び寄せて攻撃することができる。
モチーフ共通は「牛などの動物を襲う物」。
初登場回:第22話『涙のビクトリー』。
キリンサイクロンフォーム
「嵐を呼ぶ巨塔!キリンサイクロン!」
主人公がビルドドライバーにキリン、扇風機フルボトルを使って変身した姿。扇風機の力で飛行を行い、右腕のキリンを模した槍で敵を攻撃する。右腕には伸縮自在のキリン型装置を使って攻撃をする。左腕の扇風機は強風で敵を吹き飛ばす。脚に竜巻を発生させて飛行することもできる。
モチーフ共通は「首関節が特徴的なもの」。
初登場回:第22話『涙のビクトリー』。
クジラジェットフォーム
「天翔けるビッグウェーブ!クジラジェット!」
主人公がビルドドライバーにクジラ、飛行機フルボトルを使って変身した姿。水を自在に生み出し、その水を防壁にしたりジェットの力で射出して戦闘を行う。背面ユニットを使って超音速で飛行する。足と腕から海水などを勢いよく噴出して攻撃をする。
モチーフ共通は「ジャンボ(巨大)」。
初登場回:第22話『涙のビクトリー』。
クマテレビフォーム
「ハチミツハイビジョン!クマテレビ!」
主人公がビルドドライバーにクマ、テレビフルボトルを使って変身した姿。だがフルボトル自体は本編でグリスが使用している。右腕のカギヅメが武器でハチミツが蓄えられている。左肩のテレビにはクマテレビが映し出され「てれびさん」コーナーであらゆる事象を解決へと導いてくれる。
モチーフ共通は「標的をどこまでも追い回す」。
初登場回:『てれびくん超(ハイパー)バトルDVD 仮面ライダービルド 誕生!クマテレビ VS 仮面ライダーグリス』。
サメバイクフォーム
「独走ハンター!サメバイク!」
主人公がビルドドライバーサメ、バイクフルボトルを使って変身した姿。右肩の装甲はサメの顔になっており、右腕にはサメのヒレを思わせる装飾が存在し、これで対象を切り裂く。指先はサメの歯になっており、対象を破壊できる。頭部にロレンチーニ器官を再現しており敵を確実に捕獲することができる。
赤い方の複眼がバイクのハンドルとブレーキレバーになっているため、この部分を握って5倍の速度で戦えるようになる。左腕のタイヤは盾として使用している他、右肩の歯車状の装飾を光らせると共に複数のマシンビルダーを一度に召喚し、一斉に突撃させる能力がある。
モチーフ共通は「速く動く物」。
初登場回:『仮面ライダービルド ~ハザードレベルを上げる 7つのベストマッチ~』。
ロレンチーニ器官とは?
サメやエイ類が持つ特殊な感覚器官で、100万分の1ボルトという極小の電位差を感知できると言われている。これにより、サメやエイ類は、獲物の筋肉が発する微弱な電流を感知し、食物を探すことができます。
ベストマッチの真実とは?
石動惣一(いするぎ そういち)の記憶から60本のボトルを生み出すため、惣一に憑依した敵・エボルトは惣一の精神に好きなものを30個挙げさせた。彼は娘(美空)が好きだったウサギ、パンダ、ハリネズミなどを挙げていった。
そしてエボルトは次にその命を奪うものを挙げさせる。惣一は最初戦車やガドリング等の兵器を挙げたが、徐々にマンガや消しゴムなどドンドン意味の分からないものを挙げていった。これについては主人公が「大切な思い出を守りたかったんだろう」と推測している。ほとんど意味不明な組み合わせのベストマッチだが、逆にその意味不明さにこそ「惣一から美空への愛」という意味があったのだ。
惣一は60個のエレメントをベストマッチとなる組み合わせを考えたのか否かについては不明である。「エレメントを選んだ」と「ベストマッチの組み合わせ」は別の事項の可能性があります。誤解しないように注意が必要です!
これは第41話でベストマッチの意味が明かされました。
まとめ
仮面ライダービルドのベストマッチフォームは、視聴者に驚きと興奮を提供するための主要な要素です。それぞれのフォームがビルドに独自の能力と特性をもたらすことで、視聴者は常に新鮮な驚きと興奮を感じることができます。これらの要素が組み合わさって、仮面ライダービルドはただのヒーローショーを超え、視覴的な饗宴と物語の深みを提供しています。これで、ベストマッチフォームの探求は終了です。お読みいただきありがとうございました!